カマグラはどんな副作用がある?体に悪い症状は?

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カマグラには、バイアグラと同様の副作用が出ます。それは血行が良くなりすぎて頭に血が上り、頭痛や鼻づまり、顔のほてり等が出やすくなるのです。

鼻づまりは一見関係なさげですが、鼻腔内の血管が広がると炎症が起こり、粘膜が腫れて鼻腔を狭くするのです。

ほてりは苦痛というより、カマグラの効き目が出てきたサインとして、これが出ないと効き目が実感できないという人もいます。

上記のような副作用はいずれ効き目が出ている間にとどまり、ある程度時間がたつと治まります。

ただし、ごくまれに副作用の症状が重くて治らなかったり、勃起が4時間以上にわたって持続するといった明らかな異常が起こる場合があります。このような時には、できるだけ速やかにお近くの医療機関で診断を受けましょう。

カマグラの副作用は血管拡張作用がおよぼす症状です

カマグラで起こりやすい副作用は顔の火照りや赤み、頭痛や鼻づまり等です。

これらの症状はいずれも、カマグラの主成分シルデナフィルが顔や頭の周辺にある血管を広げて起こります。
シルデナフィルは血管を通って全身に運ばれ、主にアソコ付近の血管を広げてメインの効果を発揮します。

人によっては、血管を広げる作用が他にも及んでしまい、効果以外の残念な作用が出てしまいます。どの部位で残念な血管拡張作用が起こるかは個人差があり、頻度が少ないながらも色々な形で症状がでます。

上記以外で起こりうるカマグラの副作用は以下の通りです。

  • 筋肉痛、関節痛
  • 胸の痛み、動悸、頻脈
  • 胃腸障害、腹痛 、消化不良
  • 口の渇き
  • 発疹
  • 目の充血、結膜炎、視界の異常

カマグラの作用でアソコ以外の血管が広がると、周囲の神経や器官を圧迫して痛みや腫れが生じます。胃の周辺の血管であれば腹痛や消化不良、筋肉の周囲の血管であれば筋肉痛、心臓付近であれば胸の痛みや動悸といった具合です。

副作用が起こりやすいのは主に頭部であり、それ以外の部分では頻度が少なくなりますが、どのような症状が出るかは飲んでみなければ分かりません。

日本の臨床試験で確認された主な副作用の頻度

カマグラは日本で認可されていない薬ですので、日本人による副作用の臨床データはありません。ただしカマグラの有効成分シルデナフィルにおいては、先発薬バイアグラが日本で開発された折に臨床試験が行われています。

日本で行われたバイアグラの臨床試験では、被験者157名のうち、41.40%にあたる65名に副作用および検査値の異常が確認されました。主な症状および検査値異常は以下の通りです。

  • ほてり・顔の赤み:17名(10.83%)
  • 頭痛:17名(10.83%)
  • クレアチニン値の上昇(腎機能の低下):9名(5.73%)

※これ以外の症状および頻度は割愛されています

同量のシルデナフィルを含んだカマグラにおいても、同等の症状および頻度であることが想定されます。

副作用の対策

カマグラの副作用は一時的なものであり、飲んでからしばらくすると落ち着いてくる場合が多いです。

ただし、人によっては副作用が気になってセックスに差し支えが出るため、副作用の対策が必要になってきます。

摂取量を調整する

カマグラはもともと日本人にとって多めの成分含量ですので、1錠そのまま飲むと副作用も出やすくなります。副作用が心配な場合は、カマグラ50mg錠を半分に割って25mgにしてから飲みましょう。

多めに水を飲んだり、効き目に影響が出ない程度に軽く食べ物を口にするなど、吸収量をコントロールするのも一つの対策です。

特に高齢の方は体内で薬の成分の濃度が上がりやすく、若い方に比べて作用が強まるおそれがあります。これは老化によって腎機能(クリアランス)が低下し、薬の成分が腎臓から排泄されにくくなるためです。

高齢者の方がカマグラを服用する場合は、必ず錠剤を割って25mgから飲み始めましょう。

頭痛薬や鼻炎薬などの対症療法

50mgで副作用が気になり、なおかつ25mgでは効き目が出にくくなる、という場合は副作用を抑える薬との併用が有効です。

カマグラは頭痛薬(抗炎症薬)や鼻炎薬、胃腸薬と併用する事ができます。頭痛がひどければロキソニンやバファリン等の頭痛薬、鼻づまりがひどければ市販の鼻炎カプセル、吐き気や腹痛、消化不良などの胃腸障害であれば市販の胃腸薬で副作用を緩和できます。

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